終戦記念日と父親の話
ALOHA!
今日も、みなさんが笑顔になれますように。
8月は、お盆とともに、広島・長崎の原爆の日や終戦記念日が続き、命について考えさせられる季節です。
僕は父(故人)が高齢になってからの子どもなので、父は戦争を経験しています。
戦地に赴いたわけではなく、海軍工廠で戦艦「武蔵」の建造に関わっていたといいます。
終戦後もしばらく進駐軍で働かされたそうですが、父は多くを語りませんでした。
ただ、兄弟を空襲で失っており、心の奥には戦争に対する複雑な思いがあったはずです。
父が生きていた頃には気づきませんでしたが、今になって思うのは、父は大きな戸惑いを抱えていたのではないかということです。
当時の軍国少年として思想に疑いを持たずに育った人たちが、終戦を迎え、ある日突然それまで信じてきたものを否定され、どう受け止めていいか分からなかった。
そんな人は多かったのだろうと思います。
父は平和主義者だったと思います。
それでも、自分の信じていたものを否定することは、ある意味で自己否定につながるため、容易に受け入れられなかったのだと思います。
子どもの頃、陸軍記念日にすいとんを作って食べたことがあります。
父なりに青春時代の記憶を、家族に伝えようとしたのかもしれません。
漫画『のらくろ』が好きだった父は、作者の田河水泡さんが軍部の命令で戦争肯定の作品を書かされたことを「仕方なかった」と悔しそうに話していた記憶があります。
その言葉の裏には、自分の子どもの世代には平和であってほしいという切実な願いがあったのかもしれません。
靖国神社については、戦死した知人もいたのか、どこか敬意を持って話すことはありましたが、自分では参拝に行くことはありませんでした。
兄弟を空襲で亡くしていることもあり、心の奥には戦争に対する強い思いがあったはずです。
戦争で命を落とした人たちの多くは、不本意だったに違いありません。その人々を美化し、思想の道具にしてしまうやり方に、強い違和感を感じます。
希望を見失ったとき、人は過去を美化したくなるのかもしれません。
だからこそ、未来に希望を見いだす努力を続けることが大切なのだと思います。
mahalo
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